明日やればいい。

依存と向き合うときに、ヒントになるんじゃないかと思った言葉がある。「俺はまだ本気出してないだけ。」「明日から本気出す。」「明日やればいい。」こういう風に言葉を並べると なんとなく情けないイメージを感じるけれど、「明日やればいい」ってのが、いいことに対してではなく、あまりよくないことに対して向けた言葉として用いたとしたら、人生を好転させるヒントになるかもしれない。

先延ばしの習慣を悪癖に対して応用するなら、おそらくいつまでたっても、それを始めることはないから、悪癖は時とともに身体から離れていく。悪癖の代表格である暴飲暴食や怠惰さを考えたとき、いきなり言葉だけでなんとかするなんてのは、不可能であることはよく分かる。

だから少しずつ冷静な自分が、できあがってきてから、この考え方は役に立つのではないかと思っている。本当に今日やらなければならないのか、明日やればいいんじゃないのか、明日やった方がいいのではないか。悪癖の芽が育ちそうなとき、自分にこうした言葉を投げかけたいと思う。