行動と3日

行動には性質がある。思い立ったその日に、事を行うことはたやすい。行動が1日遅れれば、初日よりも気力を要するようになる。2日遅れれば、さらにそれ以上。遅れれば遅れるほど、膨大な気力を要するようになっていく。するともはや、他の事をしようと考えるのが合理的だ。

しかし、これは一歩目の話だ。一歩目を踏み出せたなら話は変わる。途中から行うというのは行動の継続だ。つまり行動には、作為無作為を包括して、踏み出しのプロセスと継続のプロセスがある。2つには当然違いがあるが似ている部分がある。

行動について一般化されている言葉を考えてみたい。「思い立ったが吉日」「三日坊主」「諦めるな」「継続せよ」「まずはやってみろ」「石の上にも三年」など。まあ、本当に沢山ある。しかし、だからなんだというのだという話でもある。

裏側を考えてみる。見ている世界が狭ければ、それだけ可能性を逃してしまう。言葉や数字が、完璧に現実に当てはまることなど稀だ。行動に決定を下すのは、言葉でも、数字でも何でもない。最終的には自分自身が全てを決めてきて、決めていくだけのことだ。それを、忘れないようにしたい。