勝利とは。

いい人は損をしやすいという人がいる。逆に得をしやすいという人がいる。自分はいい人だろうか。損をしやすいだろうか。それとも得をしやすいだろうか。

はたして善悪を考慮しないとすると、人間たちのうちにおける優位性はどこにあるのだろうか。損得勘定だけでは、本当に内在する感情の起伏を推し量ることはできない。となると、またこんな風にも考える。結果が全てという人がいる。過程が全てという人がいる。自分にとって全てとはなんだろうか。

たいてい大きな利益を生む戦いの勝率は低く、小さな利益を生む戦いの勝率は高い。すると期待値はどのようになるのか。もし、少しでも優位性がある生き方があるなら、それは自分の命が生きる限りを全体として見積もった上で、そこにおける計測値から算出されて然るべきだと思う。だからこそ、瑣末な事情や要因があたえる影響は低く、根幹のシンプルな基礎が与える影響は強い。

細かいことはそこまで気にすることなく、本当に大事な部分だけは、絶対に譲らないで、貫き通すなら、仮にそれがどのような過程や結果を辿ろうとも、なんの問題もないことに気がつく。